新しいiPhone(アイフォン)を手に入れたときのワクワク感は格別ですよね!でも、その一方で「データ移行って面倒そう…」「LINEやSuicaの設定はどうなるの?」と不安になることはありませんか?そんなときに頼りになるのが、Appleの「クイックスタート」です!
この機能を使えば、設定からアプリまで、あっという間にデータを新しいiPhoneに引き継げます。でも、すべてのデータが引き継がれるわけではなく、移行できないアプリや設定もあるんです。
この記事では、「クイックスタートとは何か」「何が引き継がれるのか」「移行にかかる時間や注意点」「eSIMやSIMカードの扱い」など、気になるポイントをわかりやすく解説します。
256GBモデルなどの大容量iPhoneを購入された方にも役立つ内容ですので、ぜひ参考にしてくださいね!
- クイックスタートで何が引き継がれるか
- クイックスタートで引き継げないアプリや情報
- クイックスタート前後の注意点や手順
- SIMカード・eSIMやLINEなどの個別対応の必要性
iPhoneのクイックスタートでは何が引き継がれる?注意点は?

iPhoneのクイックスタートとは?

iPhoneのクイックスタートは、古いiPhoneから新しいiPhoneへ、設定や写真、アプリなどのデータを簡単かつ迅速に移行できる、とっても便利な機能なんです!機種変更の際に、これまで使っていたiPhoneの設定を一つひとつ手作業で再現するのは、時間も手間もかかって本当に大変ですよね。クイックスタートを利用すれば、まるで魔法のように、古いiPhoneの環境を新しいiPhoneにそっくりそのままコピーできるため、こうした面倒な作業から解放されます。
この機能は、iOS 11以降を搭載したiPhoneであれば利用可能です。基本的な仕組みとしては、新しいiPhoneの初期設定時に、古いiPhoneを隣に置くだけ。すると、新しいiPhoneが古いiPhoneを自動的に検知し、画面の案内に従っていくつかの操作を行うだけで、データの移行が始まります。特別なアプリをインストールする必要もありませんし、複雑な操作もほとんどないので、機械の操作が苦手な方でも安心して利用できるのが大きな魅力です。
特に、移行元のiPhoneと移行先のiPhoneの両方がiOS 12.4以上の場合には、「デバイス間移行」という方式が利用できます。これは、iPhone同士を直接ワイヤレスで接続して全てのデータを丸ごと転送する方法で、iCloudのバックアップ容量を気にしたり、パソコンを使ったりする必要がないため、非常に手軽でスピーディーなデータ移行が実現します。もしiOSのバージョンが12.4未満の場合は、まずApple IDやWi-Fi設定などの基本的な情報をクイックスタートでコピーし、その後iCloudバックアップからアプリや写真などのデータを復元するという流れになります。どちらの方法でも、新しいiPhoneをスムーズに使い始められるようにサポートしてくれますよ。
クイックスタートで何が引き継がれる?

クイックスタートを使うと、本当に多くのデータや設定が新しいiPhoneに引き継がれるので、移行後すぐに以前と変わらない感覚でiPhoneを使い始めることが可能です。これは、新しいデバイスへの乗り換えのハードルをぐっと下げてくれる、大きなメリットと言えるでしょう。
具体的にどのようなものが引き継がれるのか、主な項目を見ていきましょう。
- デバイスの設定関連:
- 言語や地域の設定
- Wi-Fiの接続設定(パスワードも!)
- 壁紙や画面の明るさといった画面表示設定
- アクセシビリティの設定
- 通知の設定
- コントロールセンターのカスタマイズ内容
- ホーム画面のアプリの配置やフォルダ構成
- アプリとそのデータ:
- インストールしていたアプリの一覧情報(アプリアイコンがホーム画面に表示されます)。ただし、アプリ本体はApp Storeから自動的に再ダウンロードされる形になります。
- 多くのアプリの内部データ(ゲームのセーブデータやSNSの履歴、各種設定など)。ただし、アプリによっては個別の引き継ぎ設定が必要な場合もありますので、注意が必要です。
- Apple IDやiCloud関連:
- Apple IDの情報(自動的にサインインされます)
- iCloudキーチェーンに保存されているパスワードやクレジットカード情報(暗号化されて安全に移行されます)
- 標準アプリのデータ:
- 連絡先(iCloudで同期していなくても移行されます)
- カレンダーの予定(iCloudで同期していなくても移行されます)
- メモ帳の内容(iCloudで同期していなくても移行されます)
- リマインダー(iCloudで同期していなくても移行されます)
- Safariのブックマーク、閲覧履歴、開いていたタブの情報
- メッセージの履歴(SMS/MMS、iMessageの両方。iCloudでメッセージを同期していない場合に移行されます)
- 写真やビデオ(iCloud写真を利用していない場合に、カメラロール内のデータが移行されます)
- ボイスメモの録音データ
- ヘルスケアアプリのデータ(歩数、ワークアウト記録など。iOS 12.4以上の直接転送や、暗号化されたバックアップからの復元の場合)
- HomeKitデバイスの設定情報
- その他:
- Apple Watchのバックアップデータ(新しいiPhoneとApple Watchを再ペアリングする際に復元できます)
- ネットワーク設定(VPNやプロキシの設定など)
- サウンド設定(着信音や通知音など)
このように、日常的に利用するほとんどのデータや設定がカバーされているのがお分かりいただけるかと思います。特にiOS 12.4以上のiPhone同士であれば、古いiPhoneのほぼ全てのデータが新しいiPhoneに直接転送されるため、「データがちゃんと移っているかな?」という心配も少なく、安心して移行作業を進められますね!
クイックスタートで移行できないものは?

クイックスタートは非常に多くのデータを引き継いでくれる便利な機能ですが、残念ながら、一部の情報はセキュリティ上の理由や技術的な制約から、自動的には移行されず、新しいiPhoneで手動で再設定や再登録が必要になるものがあります。これらを事前に知っておくことで、移行後の「あれ?あの設定はどうなったの?」という戸惑いを減らすことができます。
主に以下のような項目が、クイックスタートでは引き継がれない、または再設定が必要となります。
- 生体認証情報:
- Face ID(顔認証)の設定
- Touch ID(指紋認証)の設定 これらは、iPhoneのセキュリティの根幹に関わる非常に重要な情報です。そのため、デバイス固有の情報として扱われ、他のデバイスにコピーされることはありません。新しいiPhoneで改めて顔や指紋を登録し直す必要があります。
- Apple Payのカード情報:
- Walletアプリに登録していたクレジットカードやSuicaなどの交通系ICカードの情報 カード番号そのものが移行されることはありません。安全性を高めるため、新しいiPhoneのWalletアプリを開き、それぞれのカードを再度追加し、セキュリティコードの入力やSMS認証などによる有効化の手続きを行う必要があります。少し手間に感じるかもしれませんが、お金に関わる大切な情報なので、しっかり再設定しましょう。
- 一部アプリのログイン情報や設定:
- 銀行系のアプリや証券会社のアプリなど、特にセキュリティを重視するアプリでは、クイックスタートでアプリ自体は移行されても、改めてログインIDやパスワードの入力、あるいはデバイス認証の再設定が求められることが多いです。
- LINEなどのコミュニケーションアプリも、アカウントの引き継ぎ認証が必要になる場合があります。トーク履歴は多くの場合引き継がれますが、アプリ起動後に認証画面が表示されるので、指示に従って操作してください。
- Google AuthenticatorやMicrosoft Authenticatorといった二段階認証アプリは、事前に特別な移行手続きをしておかないと、新しいiPhoneで認証コードを生成できなくなることがあります。利用している場合は、必ず各アプリの案内に従って移行準備を済ませておきましょう。
- Apple純正メールアプリのローカルデータ:
- iCloudメールやGmailのようにサーバーと同期しているメールは問題ありませんが、一部のキャリアメールなどで、メールデータをiPhone本体にのみ保存する設定(POP設定など)にしている場合、そのメールデータはクイックスタートでは移行されません。この場合は、各キャリアが提供する手順に従ってメール設定をやり直す必要があります。
- App Storeから購入したコンテンツそのもの:
- 前述の通り、アプリの「アイコン」や「どのアプリをインストールしていたか」という情報は引き継がれますが、音楽ファイルや映画、アプリ本体といったコンテンツ自体は、Apple IDでサインインした後にApp StoreやiTunes Storeから再ダウンロードされる仕組みです。そのため、大量のアプリやデータがある場合は、再ダウンロードに時間がかかることがあります。
- オフラインで利用するためにダウンロードしたデータ:
- マップアプリでダウンロードしておいたオフラインマップや、Podcastアプリでダウンロードしたエピソードなどは、基本的に引き継がれません。必要に応じて、新しいiPhoneで再度ダウンロード作業を行いましょう。
これらの項目は、主にセキュリティ保護や、ユーザー自身による明確な意思確認が必要とされるものです。少し手間はかかりますが、新しいiPhoneを安全かつ快適に使い始めるためには欠かせないステップだと理解しておきましょう。
クイックスタートによるデータ移行の注意点

クイックスタートは非常に便利な機能ですが、スムーズかつ確実にデータ移行を完了させるためには、いくつか事前に知っておきたい注意点や、準備しておくべきことがあります。これらをしっかり押さえておけば、予期せぬトラブルを避け、安心して新しいiPhoneを使い始めることができるでしょう!
まず、移行作業を始める前の準備段階での注意点です。
- iOSのバージョンを確認・アップデートする: 古いiPhoneと新しいiPhone、両方のiOSを最新バージョンにアップデートしておくことを強くおすすめします。互換性の問題を防ぎ、最も安定した状態でクイックスタートを実行するためです。設定アプリから「一般」>「ソフトウェア・アップデート」で確認できます。
- Wi-Fi環境を整える: 安定したWi-Fiネットワーク環境が必須です。データ量が多い場合、移行には時間がかかるため、途中で接続が切れたり不安定になったりすると、エラーの原因になることがあります。可能であれば、通信速度の速いWi-Fiを利用しましょう。また、両方のiPhoneでBluetoothがオンになっていることも確認してください。
- バッテリー残量を確保する: 移行作業中にどちらかのiPhoneのバッテリーが切れてしまうと、データが破損したり、移行が中断したりする恐れがあります。両方のiPhoneを十分に充電しておくか、できれば充電ケーブルに接続したまま作業を行うのが理想的です。
- Apple IDとパスワードを把握しておく: クイックスタートのプロセス中に、Apple IDのパスワード入力を求められることがあります。スムーズに進行できるよう、事前に確認しておきましょう。
- (念のため)バックアップを取っておく: クイックスタートは非常に信頼性の高い機能ですが、万が一の事態に備えて、事前に古いiPhoneのバックアップをiCloudまたはパソコン(iTunes/Finder)に作成しておくと、より安心です。
- アプリ固有の引き継ぎ設定を確認する: 前述の通り、LINEや一部のゲームアプリ、金融系アプリなどでは、クイックスタートとは別に、アプリ内で個別の引き継ぎ設定が必要な場合があります。これらのアプリを利用している方は、必ず事前に各アプリの公式サイトやヘルプで手順を確認し、必要な準備を済ませておきましょう。これを怠ると、大切なデータが消えてしまう可能性もあるので要注意です!
次に、移行作業中の注意点です。
- 両方のデバイスを近くに置く: クイックスタートは、iPhone同士がワイヤレスで通信してデータを転送します。そのため、移行が完了するまで、両方のデバイスを互いに数メートル以内の近い場所に置いておきましょう。
- 移行完了まで操作しない: データの転送中は、なるべく両方のiPhoneを操作したり、電源を切ったりしないようにしてください。画面に指示が表示された場合のみ、それに従いましょう。
- 時間に余裕を持つ: 移行にかかる時間は、データの量やWi-Fi環境によって大きく変わります。数分で終わることもあれば、数時間かかる場合もあります。時間に余裕をもって作業を始めることが大切です。
そして最後に、移行が完了した後の確認事項です。
- 各種設定の確認: 壁紙や通知設定、Wi-Fi接続などが正しく引き継がれているか確認しましょう。
- アプリの動作確認: インストールされたアプリが正常に起動するか、データは復元されているか、一つひとつ確認することをおすすめします。特に、ログインが必要なアプリは再ログインを行いましょう。
- 「移行できないもの」の手動設定: Face IDやTouch IDの再登録、Apple Payへのカード再追加、必要であればメールアカウントの再設定などを行います。
- セキュリティ関連アプリの再認証: 銀行アプリや二段階認証アプリなどが正しく機能するか、必ず確認してください。
- SIMカードの認識: 新しいiPhoneがSIMカード(またはeSIM)を正しく認識し、モバイルデータ通信や通話が可能か確認しましょう。eSIMの場合は、キャリアの指示に従って設定が必要な場合があります。
もし、クイックスタートの途中でエラーが発生したり、うまく進まなかったりした場合は、一度両方のiPhoneを再起動してみる、Wi-Fiルーターを再起動してみる、Appleのサポートページを確認する、などの対処法を試してみてください。
これらの注意点を押さえておけば、クイックスタートを最大限に活用して、新しいiPhoneへのデータ移行をスムーズに完了させることができるはずです。
iPhoneのクイックスタートでは何が引き継がれるかやその注意点を解説

クイックスタートによるLINEのデータ移行について

クイックスタートを使ってiPhoneを機種変更した場合でも、LINEのデータは自動的には完全に引き継がれません。LINEアプリのトーク履歴やアカウント情報は、別途LINE公式が提供している引き継ぎ手順に従って操作する必要があります。うっかり設定を忘れてしまうと、大切なメッセージが消えてしまうこともあるため、特に注意が必要です!
まず、旧iPhoneで行うべきことは、LINEアカウントに電話番号・メールアドレス・パスワードを正しく登録しておくことです。これらが未登録のままだと、新しいiPhoneでアカウントの認証ができず、データが引き継げません。また、LINEの「設定」→「トークのバックアップ」から、iCloudへのバックアップを最新の状態にしておくことも大切です。
クイックスタート後、新しいiPhoneでLINEアプリを開き、先ほどのアカウント情報でログインすると、iCloudからトーク履歴が復元されます。ただし、iCloudの容量が不足している場合、トークのバックアップがうまくいかないこともあるため、事前にストレージを確認しておきましょう。
このように、LINEはクイックスタートだけでは完全に移行できません。具体的には以下のような手順が必要になります:
- 旧端末でLINEアカウント情報を確認(電話番号・メールアドレス・パスワード)
- iCloudにトーク履歴をバックアップ
- クイックスタートで新端末を設定
- 新端末でLINEをインストールし、ログイン
- バックアップからトーク履歴を復元
また、スタンプや着せかえ、購入履歴などはApple ID連携があれば再ダウンロード可能ですが、トーク内の写真やファイルは保存期限があるため、必要なものはあらかじめ保存しておくと安心です。
LINEの引き継ぎは少し複雑に感じるかもしれませんが、準備をしっかりしておけばスムーズに進みます!慌てずに順を追って対応しましょう。
クイックスタートによるSuicaのデータ移行について

iPhoneのクイックスタートを利用しても、Suica(Apple Payに登録された交通系ICカード)のデータは自動では引き継がれません。Suicaを新しいiPhoneでも使いたい場合は、事前に「Wallet」アプリから手動での操作が必要になります。
まず、機種変更前に旧iPhone上で行うべきなのは、SuicaをWalletアプリから一時的に削除する操作(サーバーに退避させる)です。これはSuicaの情報をAppleのサーバーに保存する作業であり、削除といってもカード自体が消えるわけではありません。
操作手順は以下のとおりです:
- 旧端末の「Wallet」アプリを開く
- Suicaカードを選択し、「カードを削除」をタップ
- カード情報がサーバーへ退避される
その後、新しいiPhoneのWalletアプリを開き、「以前のカードを追加」から退避していたSuicaを再登録します。この時点で、残高や定期券情報も元通りに復元されるため安心です。
注意点としては、Suicaを削除せずにクイックスタートをしてしまった場合、新端末での再登録ができなくなることがある点です。Suicaのデータは1つのApple IDに1台の端末でしか有効化できないため、旧端末にSuica情報が残っていると、新しい端末に移すことができません。
また、モバイルSuicaアプリを使っている場合は、再ログインも必要です。チャージ履歴や利用履歴の一部はアプリからしか確認できないため、必要に応じてバックアップやスクリーンショットの保存もおすすめです。
このように、Suicaはクイックスタートの対象外ですが、操作自体はそれほど難しくありません。移行前にWalletでカードを削除する、という一点を忘れなければ、スムーズに引き継ぐことができます!
eSIMを利用した機種変更時のデータ移行について

eSIMを利用しているiPhoneユーザーが機種変更を行う際、クイックスタートを使ってもeSIMの情報は完全には自動移行されない場合があるため、事前の確認がとても大切です。特に、契約しているキャリアやiOSのバージョンによって対応状況が異なるため、注意が必要です。
iOS 16以降のiPhoneでは、クイックスタート中にeSIMの転送が可能になるケースがあります。旧端末から新端末に「eSIMを転送しますか?」という案内が表示され、それに従って操作することで、SIMカードを差し替える必要なく、eSIMプロファイルを新端末へコピーできます。
ただし、すべての通信事業者がこの方法に対応しているわけではありません。ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなど大手キャリアでは対応が進んでいますが、一部の格安SIMや海外キャリアでは、eSIM再発行の手続きが別途必要になることもあります。
操作に不安がある場合や、クイックスタート中にeSIMの転送がうまくいかなかった場合は、以下のいずれかの方法で対処できます:
- 各キャリアのマイページやアプリでeSIMを再発行し、新端末にQRコードを読み込んで再設定
- カスタマーサポートに連絡し、eSIM再発行を依頼
このようなケースに備え、旧iPhoneの通信がまだ使える状態で作業を行うことが望ましいです。また、eSIMを再発行すると元の端末では通信が使えなくなるため、慎重に進めることが必要です。
クイックスタートは確かに便利ですが、eSIMについてはキャリアによる違いが大きいため、事前に自分の契約状況を確認しておくことが、新端末でスムーズに通信を再開する鍵になります。
SIMカードを利用した機種変更時のデータ移行について

物理SIMカードを利用している場合のiPhoneの機種変更では、クイックスタートによるデータ移行とは別に、SIMカード自体を手動で新しい端末に差し替える作業が必要になります。この作業を忘れてしまうと、新しいiPhoneで通信や通話ができないため、注意が必要です。
手順はとてもシンプルで、クイックスタートによる初期設定が完了したあと、旧iPhoneのSIMカードを取り出して、新しいiPhoneに挿し替えるだけでOKです。SIMピン(またはクリップなど)を使ってSIMトレイを取り出し、差し込む方向に注意して装着しましょう。
多くのケースでは、SIMカードを挿し替えるだけでそのまま通信が可能になります。ただし、注意点として以下のような場合は追加の対応が必要です:
- 端末のSIMロックが解除されていない(異なるキャリア端末でSIMが使えない)
- 新iPhoneのSIMサイズが異なる(古い機種はmicroSIM、新機種はnanoSIM)
- SIMカードが古く、5Gに対応していない
このようなケースでは、キャリアショップでのSIM交換や再発行が必要になります。また、LINEやSuicaなどのアプリに関連する本人認証も、SIMカードが正しく動作していないと失敗することがあるため、通信が使える状態かどうかを必ず確認してください。
さらに、SIMカードを差し替えたあとは、通話やインターネット通信の確認をしておくと安心です。特にAPN設定が必要な格安SIMを使っている場合は、プロファイルの再インストールも求められることがあるため、事前に準備しておくとスムーズです。
クイックスタートによるデータ移行とSIMの操作は別工程ではありますが、両方を正しく行えば、新しいiPhoneでもすぐに快適に使い始めることができます!
iPhoneのクイックスタートで何が引き継がれるかや注意点について総括
記事のポイントをまとめます。
- クイックスタートは古いiPhoneから新しいiPhoneへデータを簡単に移行できる機能
- iOS 11以降で利用可能
- iOS 12.4以上ならワイヤレスで全データを直接転送できる
- ホーム画面の配置やアプリ一覧も引き継がれる
- 多くのアプリの設定やデータも引き継がれるが一部は個別対応が必要
- iCloudキーチェーンに保存された情報も移行される
- LINEなどは別途アカウント認証が必要な場合がある
- SuicaやクレジットカードなどApple Pay情報は再登録が必要
- Face IDやTouch IDは移行されず再設定が必要
- オフラインで保存したマップやポッドキャストは引き継がれない
- クイックスタート前にはiOSを最新にアップデートする必要がある
- 安定したWi-Fiと十分なバッテリーを準備するのが望ましい
- アプリごとに引き継ぎ設定が必要なケースもあるため事前確認が重要
- 移行中は両デバイスを近くに置き、操作しないようにする
- 移行後は各種設定やアプリ動作、SIM認識を丁寧に確認することが大切
iPhoneのクイックスタートは、本当にたくさんのデータを自動で引き継いでくれる頼もしい機能です!でも、完全におまかせというわけではなく、LINEやSuica、SIMカードの設定など、手動での確認や対応が必要なポイントもあります。この記事を参考に、スムーズなデータ移行を目指してくださいね!
ご覧いただきありがとうございました。
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